直角美神

モナドリーム/単夢譚_08

つわものどもの夢のあとのような草原に
藁葺き屋根の2階建ての
がっちりとした切妻木造建築。

妻側に
各一体ずつ神像が
突設されている。

妻の壁から
円柱状の支持体が
妻の面に直角に突設され
その支持体がそのまま90度上方に湾曲して
神像の胴体となる。

神像は
顔がエジプトのファラオのような
あるいはクレオパトラを思わせる風貌で
妻側の腕は軽く前に出して
肘から上を上方に曲げ
反対側の腕は脇に添えて
先端に旗竿を持ち
旗竿には日の丸の旗が
付けられている。
腕の先端には指は造らず
なんとなく丸めてある。

神像は
顔の部分を除いて
ぬめっとした金属様の質感。
黄金黄土と大地緑に塗り分けられている。

日本國當初直角美神・奴目神社 (ぬめじんじゃ)

THE RECTANGLE VENUS

これが、當初造営之姿です。