ケント紙に鉛筆, 180mm × 180mm, 2002年 / Pencil on paper, 180mm × 180mm, 2002.

この作品は、昔見た夢を、中国の古代文字で描いてみたものです。内容は、以下のとおりです。
 
今日は土曜日です。猫の子を生みましょう。 1976.9.25
坂は何色の時間を食べる? 1976.9.25
コンクリートの小屋の中に、こういうものが飼ってあります。
何を食べてふとるのでしょう。
目もハナもない。口らしきものはある……
土色の土から生えた、うごかぬかたまり……
まだ本体は、土の中にかくれているのでしょうか。
問題は、これは、何かのためにぼくが飼っておいたのだけれど、そのなにかのために、ぼくは、この小屋の中に入れられてしまったのだが、そうするとこれはぼくにとって危険キハマリナイ存在であるらしいのです。ぜんぜん動かないのに……
要するに、何かのために、ぼくとこいつは一緒の小屋の中に入れられてしまうのだが、こいつと一緒にいてはあぶないのだ。
外ではパーティーをやってます。医者もいて、メガネをかけてます。なにやらオバサン連中がたくさんいる。
坂にはダンプが斜めにとまってますが、その坂はお城の坂なのです。この坂は、何色かの時間を食べて、ここを何回かめぐらないとお城へ入れないのだが、→せっかく入っても、またあいつと一緒になるのはめにみえているのです。
ぼくは、横ハラにダンプを見てとおりすぎたとき、動きだしました。