この作品は、かなり昔に見た変な夢?を元にしています。 街を歩いている。誰かを追っているのか、誰かに追っかけられているのか、夜であったような気もするし、昼であったような気もする。そのうちに街はどんどん複雑に入り組んできて、天地上下左右の区別もわからなくなってきた。橋がある。しかしそれは紙クズでできた橋で、歩くとぐさぐさと崩れてゆくのだ。いつのまにか標高500mは登ってしまっていたようである。ここで落ちれば完全にOUTだ。しかも恐怖にふるえる足元を良く見ると、この街一帯をおおっているなにものかが、今私の足をもぴちゃぴちゃとおおいつつある。ぞびん!たる寒気にかられて電撃一躍、私は橋から逃げだし近くのスラムの一軒にとびこんだ。そこは、もうずっとねたきりの中年女とその娘2人の女3人くらし。ふろ場を貸してもらい、全身を清めようとするが、水道から出てきたのは真赤な液だった。きけばここはもうすでに金沢であるという。 この文章を、古代中国文字で、画像の前面に描いています。