この作品は、当時つくった変な詩?に基づいています。 たこになった人はとにかくよく吸いつくのだ。ちうちうぴちぴち頭に臓物が入ってきて、とても重い。ぬるい海の中でくるりんと回ってみる。タコ壷を探せ。ふにゅるぼと入って物になって寝るのだ。8月8日8時8分8秒に見事に釣られた。888グラム!これを食べた人も、タコになるのだ。 この詩は、画像の上に、中国の古い書体で書かれています。鳥羽にある「海の博物館」に行ったとき見た「タコ壷コレクション」がとても印象的でした。タコ壷って、こんなにいろいろあるの……と。それにしても、人間の悪智恵って果てしなくて、水生生物を捕まえる漁の方法に、とくにそれがよく展開されているように感じるのは、なぜだろうか……画像の背後に書かれているのは、スピノザの『エチカ』の一節です。これを描いた当時、けっこうはまっていて、影響を受けました。また、タイトルの「OCTMAN」は「タコの人」そのまま。さらに「CODEX」は「写本」という意味で、当時、塩化ビニールにプリントしたものを綴じて1冊の本にして「CODEX」と呼んでいました。この画像が、その一ページにプリントされている画像と同じなので、ここにも「CODEX」というタイトルを出しておきました。続けて読むと「タコ人間写本」みたいな感じでしょうか。