ケント紙に鉛筆, 180mm × 180mm, 2002年 / Pencil on paper, 180mm × 180mm, 2002.

この作品は、工作用具の教科書に書かれていた文章を古代中国文字で描いてみました。図面も添えています。
 
チゼルポイントのとぎ落とし
1枚の切刃は、一点では交わらず、逃げ面が先端で交わってたがね状の平刃を形成している。これをチゼルポイント(Chisel point)といい、この平刃を直径とする円の範囲内では切刃の正常な切削作用が行われないから、これがドリルの送り分力すなわちスピンドル推力を増大させる原因となる。それゆえに大きいドリルでは図のようにチゼルポイントを短くとぎ落とすことが行われ、これによってスピンドル推力は軽減程度が最高30%に達する。