おそらくは、日本最古の書物であろう『古事記』の空装幀を試みてみました。版型としては、文庫サイズから四六版くらいのイメージです。中央の黒地にイラスト的に入っている文章は、『古事記』の冒頭部分、「天地初發之時……」を、中国の古代文字を元にデザイン化したオリジナル書体で入れてみたものです。ここでは、貝や玉虫の光沢をイメージして彩色してありますが、元は、下に掲げるようにモノクロ(白地に黒)の作品です。
これは、「jimonシリーズ」という作品の中の1枚です。
リンク:jimon作品集
 
実際に仕事として行った装幀の作品集はこちらです。 →リンク

ケント紙にインク, B5サイズ, 2013年 / Ink on paper, 257mm × 182mm, 2013.