宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』の空装幀です。タイトルの「銀河鉄道の夜」を古代中国の文字で書いて連続させたjimon 作品を使っています。足の形象は、この場合、部首の「しんにゅう」で、古代中国の文字の古形で、「足」のみならず「しんにゅう」もこの足の象形文字を使っている例もあるようです。ここでは、「道」という文字の「しんにゅう」にこの足の象形を使っています。また「首」の部分も古い形で、「切り落とされた頭部」を意味するもののようです。全体の印象は、暗い夜空に輝く色とりどりの星をはじめとするさまざまな形象をイメージしています。 リンク:jimon作品集 実際に仕事として行った装幀の作品集はこちらです。 →リンク